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2023年09月号
老いの恵み
超高齢化社会。日本人の平均寿命は伸び、女性は八十代後半、男性は前半。昭和初期の平均寿命と比べれば約二倍。最近では人生百年と言われ、「老後」が長くなったとも言える。元気な高齢者も多いが、やはり身体的な衰えを感じ、退職や、家族の死を経験するなど、孤独を味わっている高齢者もいることだろう。そんな中で、聖書は「白髪は栄えの冠」と語る。負の側面に向き合いつつ、なおそこにある神からの祝福、恵みについて考える。
「牧師さんたちはかっこよかった」 元陸上日本代表が出会ったキリスト
日本ベンチマーキングサービス代表理事
山田 明仁さん
一般社団法人日本ベンチマーキングサービスの代表理事を務める山田明仁さんは、元陸上四〇〇メートル日本代表だ。大阪ガス陸上競技部の現役時代は全日本実業団対抗陸上選手権大会四〇〇メートル優勝、アジアサーキットシンガポール大会一六〇〇メートルリレー優勝等に輝いた、歴戦の勇士だ。ベスト記録は四〇〇メートル四七秒八一、一〇〇メートル一〇秒五。大阪府代表で国体に十回出場している。現役引退後は大阪ガス陸上競技部副監督、大阪陸上競技協会短距離コーチも務めて後進の育成に尽力した。
家族を壊した病と統一協会 神の手に導かれて(前編)
日本福音キリスト教会連合・キリスト教朝顔教会会員
山口 実幸
神棚と仏壇がある、ごくふつうの日本の家庭に生まれた。しかし、父が病み、そのストレスが家族に向かった末に起きた母のカルト宗教への入信は家族を壊してしまった。父の怒りにおびえる日々に、信じられないようなあたたかいことばが響いた。おそるおそる手を伸ばした先にあったのものは…。
- 22 「神のかたち」で生きる霊性入門池田モース優美
- 24ぼくを忘れていくきみと吉田晋悟
- 26聖書再発見大坂太郎
- 28神様、これってどうなんですか?みなみななみ&結城絵美子
- 32方言聖句 石川篇中西 明
- 33かたわらに、君が塩谷達也
- 38信じること、生きること 朝岡 勝
- 40聖書人物伝 鈴木 光&しろつあすか
- 42もっと! 喫茶ホーリー かめおかあきこ
- 46女性の秋を生きる二人の往復書簡大嶋裕香
- 47この町この教会ブラジル福音ホーリネス 豊橋教会
- 50聖書1/66巻あらまし 士師 福井 誠
- 60詩篇365の黙想と祈り篠原 明
- 64新刊 ちょっとさわり読み『光の注がれた場所』
- 65ブルーリボン・レポート
- 66文芸 旅人の詩/短歌/俳句
- 70クロスワード
- 72もぎたてぶどう倶楽部 お便り・BOOK
- 76定期購読・本誌の表記のご案内
- 78編集室便り
- 01誌上ヒトリコテンホンダマモル
- ホンダマモル:1973年、埼玉県生まれ。画家。原市場聖書教会員。展示会「ヒトリコテン」を開催し作品を発表。デザイナーとしてさまざまなメディアにアートワークを提供。https://www.blackfrogs.net
- 「もっと! 喫茶ホーリー」と「移住生活スケッチブック」は交互に連載します。
- 本誌掲載の価格表記は全て税込(10%)です。
高齢の女性とビビッドカラーの花束。斬新な取り合わせだが、「案外、聖書的!」と思い選んだ。クリスチャンは皆、キリストの花嫁。歳を重ねるほどに神から頂く恵みは増えていく。それを集めて束ね、どんどん大きくなるブーケを抱いて、人生の旅路を歩んでいくのだ。
2023年 10月号 次号予告
特集 「考えない」ことの危うさを考える —AI時代に生きるキリスト者
インターネットの普及で大きく変化した現代社会は、今また、AI(生成系人工知能)の台頭により重要なターニングポイントに立っている。膨大なデータから導き出される「答え」は確かに合理的で、ある面では多大な恩恵をもたらすだろう。しかし、人が考えること自体を放棄し、全てを機械に委ねてもいいのだろうか? 神は人を、自ら考える存在として創造されたのではなかったか? AIに聞く前に、私たちが聞くべきは神のことばではないか? 共に考えたい。