バックナンバー
2022年09月号
今はわからなくても ネガティブ・ケイパビリティと聖書
コロナ禍、戦争、自らや親しい人の病など、自分ではどうすることもできない、答えがわからない状況に出合った時、人はひどく不安になる。答えや意味を求めてもがき、一方で大きな声に答えを急かされるような感覚に陥ることもあるだろう。イエスは「わたしがしていることは、今は分からなくても、後で分かるようになります」(ヨハネ13・7)と言われた。私たちにはわからないことがある。どうにもできないこともある。無理に答えを出そうとあがくのではなく、ただ全てをご存知の神に身をゆだねてみよう。
生きづらさもつ子どもたちを支援
株式会社愛真美(あゆみ)代表
山田慶子さん
計算はできるが文字を書くのは難しい。話すのは上手だが聞くのは苦手で一方的に話してしまう。自分の気持ちをうまく整理できずに感情的になりやすい。授業中に席に座っていられない。たとえばそんな、できることとできないことのデコボコが大きくて生きづらさを感じている子どもたちを支援しようと、奈良県生駒市で事業所を運営しているのは山田慶子さん。子どもたちが自信を取り戻し、毎日を充実して暮らせるように、そして自立して生きていけるように、夫の耕三さんと二人三脚で専門的な働きかけを続けている。
神に与えられた二つの出会い 友なき人の友に(後編)
日本キリスト教団鷹取教会会員、ヘンダーソン・メモリアル長老教会・日本語部(通称、パース日本語キリスト教会)に通う
辻 静子
寝たきりでありながらも、生き生きと輝く女性と出会って、信仰をもった辻さん。自らも病弱ながらも就職の道が開かれた。しかし、そこには会社の厄介者とされていた男性がいた。そして辻さんは。。。
- 22心の窓を開いて堀 肇
- 23方言聖句 広島篇堀川 寛
- 24今日も新しい私に袖を通す 豊田かな
- 26ぼくを忘れていくきみと吉田晋悟
- 28聖書再発見大坂太郎
- 30焚き火相談室大頭眞一・岩上敬人
- 33かたわらに、君が中台孝雄
- 38英国からの紅茶便り 山形優子フットマン
- 40聖書とほほ人物伝 永田信昭&しろつあすか
- 42もっと! 喫茶ホーリー かめおかあきこ
- 46明日への深呼吸 フォト散歩編 関根一夫
- 47この町この教会JEA 福岡ジョイ・ホープチャペル
- 50聖書1/66巻あらまし ルカ 山﨑ランサム和彦
- 60ヨハネの福音書365の黙想と祈り篠原 明
- 64新刊 ちょっとさわり読み『BC級戦犯にされたキリスト者』
- 65ブルーリボン・レポート
- 66文芸 旅人の詩/短歌/俳句
- 70クロスワード
- 72もぎたてぶどう倶楽部 お便り・BOOK
- 76定期購読・本誌の表記のご案内
- 78編集室便り
- 80愛のプリズム伝道
- 01誌上ヒトリコテンホンダマモル
- ホンダマモル:1973年、埼玉県生まれ。画家。原市場聖書教会員。展示会「ヒトリコテン」を開催し作品を発表。デザイナーとしてさまざまなメディアにアートワークを提供。https://www.blackfrogs.net
- 本誌掲載の価格表記は全て税込(10%)です。
答えのでない状況は、心を不安にさせるため、人はつい答えを急ぐ。でも、その答えが正しいとは限らないし、思い巡らすことにある楽しみをふいにしている可能性も…。例えば、「なぜ、キリンが桟橋に?」と考えるのは、答えがわからなくても結構、楽しくはないですか?
2022年 10月号 次号予告
特集 帰ってきましたご当地特集 栃木キリスト教の旅
コロナ禍、どこにも出かけることができなかったみなさん、お待たせいたしました、「ご当地特集」が帰ってまいりました! 今回は栃木県です。知る人ぞ知る県内のキリスト教の歴史や遺跡、信仰が息づく教会や学校、企業、輝いているクリスチャンなどなど、現地リポートと共にご紹介します。さあ久しぶりに、日本の一地域に注目し、過去から今へと変わらず働き続ける神に思いを馳せる、旅に出ましょう。