百万人の福音 聖書に学ぶ生き方マガジン

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2024年02月号

特集

牧師って何をする人?

信仰生活において牧師の与える影響は大きい。しかし信徒の側はその働きをどれだけ理解しているだろうか。平日は何をしてる? 休みはある? 信仰のレベルが高いから人の祈りや助けは不要? そんな無理解は時に牧師への過度な期待や依存、牧師の鬱などを引き起こしかねない。近年、問題になっている牧師不足も、実は牧師職の魅力が十分伝わってないことに要因の一つがあるのかも…? リアルな「牧師」の実態に迫りつつ、聖書的に見たその本来の役割と、神様に喜ばれる共同体としてのあり方を考えてみよう。

旬人彩人

神と人のため堂々と生き抜く 人を育てる教育を

ケニア宣教師
市橋隆雄さん・さらさん

アフリカ・ケニアの地で市橋隆雄・さら宣教師夫妻が主宰する「コイノニア教育センター」が昨年創立20周年を迎えた。スラムで生まれ、育児放棄や体罰、性の乱れなど、自分自身を愛せない環境で育ち、自己肯定感の低い子どもたち。彼らに教育の場を与え、その親も含めて根気強く神の愛を伝え続けている。

あしあと

世界を見渡すと感じる「恐れ」 神への信仰をもってチャレンジ

特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)理事・事務局長
木内 真理子

三代目クリスチャンとして生まれ、信仰は幼少期から日常にあるものだった。やがて「途上国のために」という思いが与えられる。「神から与えられた使命にベストを尽くす」を信条とし生きてきた木内さんだが、あまりに大きな役割におじけづくこともあった。

連載
  • 22神様、これってどうなんですか?みなみななみ&結城絵美子
  • 26信仰と感情 〜自分らしさとの出会い〜豊田信行
  • 28聖書1/66巻あらまし Ⅱ列王 銘形秀則
  • 32クリスチャン生活手引帖編集部
  • 33風色ねこ便り宮脇栄子&Seiji Miyawaki
  • 38年を取るレッスン 結城いづみ
  • 39マンガ教えて! 組織神学
  • リチャード・ブラッシュ&ブラッシュ木綿子、向日蒔人
  • 42移住生活スケッチブック 加藤潤子
  • 46墓めぐり人めぐりウォーキングライターK
  • 47この町この教会JECA青森福音キリスト教会
  • 50ヘブライ語で考える聖書の世界手島勲矢
  • 56365日ディボーション 苦しみの向こうに光あり佐藤 彰
  • 65新刊 ちょっとさわり読み『良き知らせをあなたに』
  • 66文芸 旅人の詩/短歌/俳句
  • 70クロスワード                   
  • 72もぎたてぶどう倶楽部  お便り・BOOK
  • 76定期購読・本誌の表記のご案内
  • 78編集室便り
  • 80愛のプリズム伝道
  • 01誌上ヒトリコテンホンダマモル
  • ホンダマモル:1973年、埼玉県生まれ。画家。原市場聖書教会員。展示会「ヒトリコテン」を開催し作品を発表。デザイナーとしてさまざまなメディアにアートワークを提供。https://www.blackfrogs.net
  • 「もっと! 喫茶ホーリー」と「移住生活スケッチブック」は交互に連載します。
  • 本誌掲載の価格表記は全て税込(10%)です。
  • ※今月の「ブルーリボン・レポート」は休載します。

カトリックの神父と違い、プロテスタントの牧師は、教職者でありながらも、一般信徒と同じ立場の人。一段高い講壇からメッセージを語りつつ、その意識を保って人々に仕えるには、どんなにか信仰の力が必要なことだろう。ただそれは、見上げる信徒の側も同じ。

2024年 3月号 次号予告

特集 自分の中の〝不快感〟と向き合う

人はそれぞれ個性をもった存在として神に造られた。だから生き方や価値観、思想、文化、感性は皆、違って当然。しかし、自分と違うものに出合ったとき、私たちは全てを完全に理解し合うことはできず、恐れや不快感を感じやすいもの。では、神が一人一人を愛しておられるように、互いを受け入れ、愛し合うにはどうしたらよいのだろう? まずは「違い」で生じる自らの〝不快感〟に向き合い、そこからイエスに倣う生き方を探る。