百万人の福音 聖書に学ぶ生き方マガジン

旬人彩人

2022年09月号

生きづらさもつ子どもたちを支援

株式会社愛真美(あゆみ)代表
山田慶子さん

 計算はできるが文字を書くのは難しい。話すのは上手だが聞くのは苦手で一方的に話してしまう。自分の気持ちをうまく整理できずに感情的になりやすい。授業中に席に座っていられない。たとえばそんな、できることとできないことのデコボコが大きくて生きづらさを感じている子どもたちを支援しようと、奈良県生駒市で事業所を運営しているのは山田慶子さん。子どもたちが自信を取り戻し、毎日を充実して暮らせるように、そして自立して生きていけるように、夫の耕三さんと二人三脚で専門的な働きかけを続けている。

2022年08月号

自殺の危機を見過ごさない

近年、たて続けに報じられた著名人の自殺は、私たちに大きな衝撃を与えた。著名人だけでなく、このコロナ禍においては特に女性や子どもの自殺が急増し、予防対策が急務となっている。そんな中、学校教育現場で少しずつ導入が広がっている対策の一つが「ランプス(RAMPS)」。北川裕子さんが東京大学大学院で二〇一八年に開発した、子どもの心の不調を可視化して周囲の支援へとつなげるITツールだ。

2022年07月号

神から賜った行動力で「神の国」を

有限会社トップ・スペース「はこぶね便事務局」代表補佐
菅野千春さん

挫折や後悔もなく、人生のむなしさや命の限界など考えたこともなかった。突然突きつけられた恋人の死。「人はいつ死ぬかわからない、私はこのままでいいのだろうか」。飛び込んだ先に出会った、神とともに歩む人たち。この出会いが人生を百八十度変えた。

2021年06月号

神によるつながりが力に

有限会社トップ・スペース
「はこぶね便」取締役社長
加藤信さん

「クリスチャンのつながりは力になる!」をスローガンに、キリスト教専門の広告事業、クリスチャンクリエイターによる商品販売、ウェブ事業と、多岐にわたる働きを行う有限会社トップ・スペース「はこぶね便」。創業者である上原雄平さんが二〇二〇年三月に天に召され、昨年七月に新しく社長を迎えた。それまでの生き方とは異なる、少々スリリングな毎日を送る新社長の加藤信さんに事業に携わるまでの思い、そして今の思いを聞いた。

2022年05月号

まだ見ぬ新しいデザインを神と共に

サイクルアーティスト・プロダクトデザイナー
谷 信雪(たに・のぶゆき)さん

海風さわやかな湘南の街、神奈川県茅ヶ崎市。ここに他ではあまり見ないオーダーメイドのシティサイクルを製作・販売する店、「茅ヶ崎サイクルボーイ(https://nobuyukitani.com/)」がある。個性的な表情で存在感を放ち、どこか懐かしさもまとうデザインに引かれ、唯一無二の一台を求めて訪れる人は後を絶たない。店主の谷信雪さんは家業を継いで自転車ビジネスに携わるようになった。これまでの道のりはうよ曲折、ジェットコースターに揺さぶられるような半生だった。