旬人彩人
たった一人のいのちでも救いたい
一般社団法人「小さないのちのドア」施設長
西尾和子さん
二〇一八年九月一日、この呼びかけで始まった一般社団法人「小さないのちのドア」(神戸市北区)。思いがけない妊娠や出産で悩む女性たちのための、二十四時間三百六十五日相談、受け入れ、サポートを行って三年間で相談件数は約二万二千人にのぼる。
代表でマナ助産院院長でもある永原郁子さんと、小さないのちのドア施設長を務める保健師の西尾和子さんを中心に、現在計十人のスタッフとボランティア、助産師、弁護士、医師らと連携して支援を行っている。
降誕の意味を知るからこそ丁寧に祝いたい
ピアニスト
音楽プロデューサー
「ツリーコーディネーター」
佐々木潤さん
1998年、英語の曲を翻訳したワーシップソングが主流だった時代に、日本語の賛美を生み出したいと音楽ミニストリー「レインボー・ミュージック」を設立。約20年、幅広く活動してきた。実はクリスマスツリーのコーディネーターとしての顔ももち、各地で手がけたツリーは200本以上。コロナ禍だからこそのクリスマスを提案する。
「ぼくも赦されて生きてきたから」姦淫の女を赦したキリストにならって
かに料理専門店「大阪かに源」社長
大阪純福音教会員
武田 源さん
くいだおれの街、大阪・道頓堀で、かに料理店の看板が破壊されたのは今年の4月。破壊行為をとらえた監視カメラの映像がメディアでも流れて注目された一件は、直後に二人の青年が名乗り出て謝罪、クリスチャン社長が「罪人を赦すのが神の愛」と青年たちを赦し、インターネットのニュースサイトでは「その後、青年たちが教会でさんげした」と報道された。青年たちは今も社長の通う教会に通っているという。
ただ一心に、神に喜ばれる世界の実現のために
認定NPO法人
茨城YMCA総主事
宮田康男さん
茨城YMCAでは、児童クラブ、放課後等デイサービス、中高生の野外活動、キャンプなど、包括的な子ども支援センター、また、大人の生涯学習の場、障害者就労支援の拠点となるべく「つくば市みどりのセンター」を計画中だ。神から頂いたビジョンに向かって奔走する宮田さんに話を伺った。
日々の生活の延長線上に、神と出会う場所を
ロースタリーカフェ「東京コーヒー」取締役
ミラード・デイビーさん
東京・東久留米市には高度経済成長期に作られたマンモス団地、滝山団地がある。その足元には団地と共に歴史を刻んできた商店街があり、今も人々の暮らしを支えている。ロースタリーカフェ「東京コーヒー」があるのはその一角。昭和レトロ感漂う街並みに溶け込むように立っている。創業者はノア・デイビーさん、ミラード・デイビーさん兄弟。宣教師でもある二人はミニストリーを進める中、この仕事を始めたという。弟のミラードさんに、その経緯を聞いた。