百万人の福音 聖書に学ぶ生き方マガジン

旬人彩人

2022年08月号

自殺の危機を見過ごさない

近年、たて続けに報じられた著名人の自殺は、私たちに大きな衝撃を与えた。著名人だけでなく、このコロナ禍においては特に女性や子どもの自殺が急増し、予防対策が急務となっている。そんな中、学校教育現場で少しずつ導入が広がっている対策の一つが「ランプス(RAMPS)」。北川裕子さんが東京大学大学院で二〇一八年に開発した、子どもの心の不調を可視化して周囲の支援へとつなげるITツールだ。

2022年07月号

神から賜った行動力で「神の国」を

有限会社トップ・スペース「はこぶね便事務局」代表補佐
菅野千春さん

挫折や後悔もなく、人生のむなしさや命の限界など考えたこともなかった。突然突きつけられた恋人の死。「人はいつ死ぬかわからない、私はこのままでいいのだろうか」。飛び込んだ先に出会った、神とともに歩む人たち。この出会いが人生を百八十度変えた。

2021年06月号

神によるつながりが力に

有限会社トップ・スペース
「はこぶね便」取締役社長
加藤信さん

「クリスチャンのつながりは力になる!」をスローガンに、キリスト教専門の広告事業、クリスチャンクリエイターによる商品販売、ウェブ事業と、多岐にわたる働きを行う有限会社トップ・スペース「はこぶね便」。創業者である上原雄平さんが二〇二〇年三月に天に召され、昨年七月に新しく社長を迎えた。それまでの生き方とは異なる、少々スリリングな毎日を送る新社長の加藤信さんに事業に携わるまでの思い、そして今の思いを聞いた。

2022年05月号

まだ見ぬ新しいデザインを神と共に

サイクルアーティスト・プロダクトデザイナー
谷 信雪(たに・のぶゆき)さん

海風さわやかな湘南の街、神奈川県茅ヶ崎市。ここに他ではあまり見ないオーダーメイドのシティサイクルを製作・販売する店、「茅ヶ崎サイクルボーイ(https://nobuyukitani.com/)」がある。個性的な表情で存在感を放ち、どこか懐かしさもまとうデザインに引かれ、唯一無二の一台を求めて訪れる人は後を絶たない。店主の谷信雪さんは家業を継いで自転車ビジネスに携わるようになった。これまでの道のりはうよ曲折、ジェットコースターに揺さぶられるような半生だった。

2022年04月号

革も人も変化していくのが「味」

ハンドメイド革製品ショップ兼工房「Before Dark」店主
笠井一輝(かさい・かずき)さん

「革はいちばん人に近い素材ではないかと思うんです」
宝塚歌劇で知られる兵庫県宝塚市。阪急電鉄の終点・宝塚駅から一つ手前に「清荒神」という小さな駅がある。ここは「清荒神清澄寺」へと続く約一・五キロメートルの参道の玄関口。正月ともなれば多くの初詣客で賑わうが、普段は「なつかしの参拝行路」といったのんびりした風情が漂う。
この参道沿いに一軒の工房がある。革製品の製造・販売を手がける「Before Dark」だ。